この記事を読んで頂くと、住宅ローンの仮審査・事前審査で審査否決・融資否決または減額となる「可能性」のあるポイントを知ることができます。今から仮審査・事前審査をする方も今まさに仮審査期間中である方にも参考にして頂ける内容です。個人信用情報が真っ黒（ブラック）であると認識されている方や、あきらかに年収にたいしてオーバーローンの場合以外でも思わぬ落とし穴があるものです。

審査で融資否決・減額になる失敗ポイント・５つの注意点。

１．仮審査期間中にローンを利用してしまう。

住宅ローンの仮審査期間中にマイカーローンやブライダルローン、銀行のカードローンを利用してはいけません。延滞の有無だけでなく、年収に対する住宅ローンの返済負担率が変化するので、他のローンを利用してしまうとほとんどの場合、住宅ローンの仮審査・事前審査が否決か減額になります。他のローンを利用したい場合は、仮審査が承認となり、その後無事に融資実行となったあとで利用することが賢明です。意外と知らない方が多いのですが、年収が低い・希望借入額が多いと自覚されている場合は特に注意が必要です。クレジットカードのキャッシングはもっての他ですし、クレカを利用しての買い物も仮審査期間中は控えることをおすすめします。

２．奥さんや旦那さんどちらかがパート社員（非正規）である。

住宅ローンの仮審査・事前審査では正社員であることが原則になります。パート社員（非正規）の場合、年収の半分までしか年間返済比率の計算に算入されない場合も多いです。全く計算にいれない銀行もありますのでご注意ください。単純の奥さんと自分の年収を合計して考えている方も多いので正社員でないが為に融資否決や融資減額となる場合も多いです。（フラット35は非正規社員でも正社員と同様に審査可能です。）

３．勤続年数が1年未満である。

勤続年数が1年未満の方でも最近は住宅ローンの借り入れができる銀行が増えました。その場合、まだ源泉徴収票が手元にない場合が多く、毎月の給与明細を銀行に提出して仮審査を行います。毎月の給与明細がない場合は勤め先から収入証明書（銀行の書式）に社判押印の上、記入してもらうことが必要です。勤続年数1年未満の場合で毎月の給与明細を提出する場合は特にご注意ください。ボーナスの明細がまだない場合は、ボーナス分は年収に含まれずに計算されてしまいます。自分の計算よりも年収が低く算出されますので融資減額となるケースが多いです。

４．団体信用生命保険に加入できない。

40歳を超えていたらとくにご注意ください。会社の健康診断で引っかかった場合などは診断書も必要になります。保険に加入できなければ住宅ローンは借りられません。住宅ローンの仮審査・事前審査の段階で団体信用生命保険に加入できるか申込ができる銀行が多いので心配な方はぜひ事前に保険の打診をすることをおすすめします。

５．自営業で申告所得が低すぎる

自営業の方の審査は、確定申告時に申告されている所得額に応じて審査されます。節税対策で所得を低く抑えている場合は実際に収入が多い場合でも審査否決となる可能性があります。以前、ゆうちょ銀行と提携しているスルガ銀行の住宅ローンで、申告所得が少なくても実際に返済可能な金額で住宅ローンの仮審査・事前審査ができると自営業の審査が緩いような印象の誘い方をしていました。しかし、最近はスルガ銀行は不動産投資物件のローン案件の不祥事で心配ですよね・・・。まずは自営業の方はしっかり申告することが必要です。

まとめ

審査で融資否決・減額になる失敗ポイントは?５つの注意点。

１．仮審査期間中にローンを利用してしまう。

２．奥さんや旦那さんどちらかがパート社員（非正規）である。

３．勤続年数が1年未満である。

４．団体信用生命保険に加入できない。

５．自営業で申告所得が低すぎる

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